消費者不在の技術力 2008 12 29

日本には、世界トップレベルの技術力があります。
しかし、それが消費者不在の技術力だとしたら、宝の持ち腐れでしょう。

 今年は、携帯電話を変えたのです。
4年ぐらい前に買った携帯電話は、
さすがにデザインが古くなり、細かいキズも増えたので、
新しい携帯電話に変えたのです。
 使ってみて、技術の進歩には驚きました。
素晴らしい画質、驚くほどの機能、しかもスリムで軽い。
 しかし、驚きも、つかの間。
それが失望に変わるのに、時間はかからなかったのです。
 今まで使っていた携帯電話は、
あまり使わないと、電池は1週間(月曜日から金曜日)もちました。
使っても、3日や4日もちました。
 今回、買った携帯電話は、
あまり使わなくても、3日も、もたないのです。
電池切れの不安をなくすには、毎日充電した方がいいかもしれません。
 そういうわけで、今年後半は、
携帯電話の電池切れに泣かされました。
よくコンビニエンスストアで、使い捨ての充電器を買うことになりました。
(だから、コンビニには、この種の充電器が豊富に置いてあるのか。
もしかして、この携帯電話は、コンビニとの共同開発の携帯電話なのか)
 携帯電話が高性能になったから、
電池も高性能になったと勝手に思い込んでしまった私が悪いのか・・・・・。
 今さら、後悔しても仕方ないことですが、
シンプルな機能の携帯電話を買えばよかったと思いました。
車で言えば、カローラみたいなタイプです。
 ところが、知人が言うには、
「そんなシンプルな携帯電話は、売っているのか」というのです。
「業務用のカローラみたいな、余計なものが付いていない携帯電話はあるのか」
「今、売っているのは、携帯電話マニア向けの商品ばかりで、
一般の人向けの、カローラみたいな携帯電話は、ないかもしれない」と。
 海外には、シンプルな携帯電話がありますが、
日本では、超高性能な携帯電話が、事実上、強制されるのでしょうか。

















































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